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2013.03.29更新

異動の季節

もう3月も終わりになりました。当クリニックの非常勤の看護師さんが勤め先が変わることになり、勤務継続が困難になる可能性があるとのことで、新たに非常勤の看護師さんの面接を行いました。自分は異動がないのですが、「ああ、異動の季節になったのだなあ」と実感する次第です。肝心の看護師さんは実務的には問題なく、とても素朴で穏やかな方のようでしたので、4月から来ていただくことになりました。非常勤でも新しい方が参入すると、何だか初々しい気持ちになりますね。自分で言うのもなんですが、ますます、みなと芝クリニックに期待ですね。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.03.07更新

救急の問題

先日、ある地方自治体で救急要請のあった患者さんの受け入れを36回断られた後、隣の自治体の病院が受け入れたのですが、既に2時間以上経ており、お亡くなりになってしまった事件が報道されました。非常に痛ましいことですが、東京でも以前同様の事件があり、その対策として東京ルールなるものができました。5軒以上の病院で断られた、あるいは搬送先が30分以上見つからない時に当番病院が受け入れるシステムです。実際はそれでも、受け入れ病院に入院ベッドがない場合は応急的診断、処置をしてから他の病院に搬送します。これは2次救急の患者さんに対応しているのですが、私も当直業務をしていますと2次の情報で救急隊から連絡を受けても、実は3次の患者さん(高度救命医療が必要な患者さん)だったりすることがあります。従って、少ない情報でいろいろ推測してしまい、自分では対応が困難かも知れないと思った瞬間に専門医がいない、設備がないなどと理由をつけて患者さんの受け入れを断ることがあるのかも知れません。病院のキャパシティと当直医の技能によるところが大きいと思います。このような悲劇を繰り返さないためには、人まかせではなく、行政と病院が一体となって救急医療に取り組む姿勢が必要だと思います。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.03.01更新

51年目の朝

今日、51年目の朝を迎えました。別段いつもの朝と変わりがなく日常が始まりました。でも普段通りの日常がとても大切なのです。あらゆる世の中の出来事(事象)は日常の中で生まれます。日常の積み重ねが時に大発見を招きます。ようやく、日本国内においてiPS細胞による臨床試験の申請がなされました。再生医療の曙です。おそらく何年後かには、再生医療も日常の一コマになることでしょう。日常の重要性をしみじみ感じる今日この頃です。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.02.15更新

肝内胆管癌国際シンポジウム東京

先日、8日に東大医科研で行われた国際シンポジウムで発表を終えて来ましたので報告します。当日は18時で診療を閉じましたので、ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫びいたします。しかしながら、発表及びシンポジウムは成功裏に終了したと思います。タイのコーンケン大学と国立ガンセンターの先生は全員顔見知りで、旧交を温めることができました。私もこの共同研究に約30年ほど携わっていますが、本当に息の長い研究だと感心しています。タイの先生は皆、大変出世しておりまして、教授やセンター長になっておられます。私などは大変恐れ多いのですが、皆きさくに声をかけていただきうれしかったですね。長年の交流による信頼の賜物だと自負しております。これからもこの関係を大事にして、研究を続けて行きたいと誓った日でもありました。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.02.01更新

依頼原稿

もう1月も終わってしまい、時日の経つのが早いなーと思う日がな、突如、依頼原稿のメールが舞ってきました。「胆と膵」という医学雑誌です。依頼内容は2月の国際シンポジウムで発表するもので、そういえば、特集みたいのを組むと教授がいっていたような気がしました。でも、自分の研究内容が形になるって、どんな形でもうれしいものですよね。ちょおと気合を入れて、傑作にしようと思います。刊行されましたら報告します。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.01.18更新

国際シンポ

2月の8,9日と東京で肝内胆管癌の国際シンポジウムがあります。タイと日本の臨床医、基礎研究者や疫学者が集い、肝内胆管癌の予防、診断、治療について最新の研究成果を報告し、この分野の将来的展望を討論します。タイは世界的にも肝内胆管癌の罹患率が高く、その癌組織を解析することにより、興味深い知見を得られることが期待されます。私が米国留学中から継続してきた研究の結果も報告します。今後はvivoの実験を行い、近い将来臨床治験までできればなあと思っています。そのため、8日の金曜の診療は午後6時で終了とさせていただきます。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.01.07更新

新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。昨年一年間、いろいろな患者様、ご家族との出会いがありました。医者としてだけではなく、人間として大変多くのことを学ぶjことができましたことに感謝しております。これからも切磋琢磨し、より良い医療を目指していきたいと思います。今年当クリニックでは、食べたいものを食べたいなという糖尿患者さんのために栄養士の有資格看護師を講師として、無料講座を行う予定です。当院ではホームページでも示してありますように、インスリン療法からの離脱を目指しております。薬物の服用だけで糖尿病をコントロールするわけですが、薬だけに頼っていますとどうしても結果が安定しません。適正な規則正しい食事をするjことにより、薬の効果が最大限発揮されるのです。しかし、きつくて苦しいダイエットはもうごめんだという方は少なくないと思います。このような方々に希望の持てる糖尿病ライフを提案するのがこの講座の目的です。糖尿だけではなくメタボリック症候群の方々にも有用な情報ですので、気になる方は奮ってご参加ください。新着情報に日時が決まり次第アップさせていただきますので、どうぞお待ちしております。(一応2月中旬ごろに第一回を予定しています)。

投稿者: みなと芝クリニック

2012.12.10更新

雪降る講習会

12月の8,9日と岐阜の長良川に行ってきました。インフェクションコントロールドクターの更新講習です。これを逃したら、規定単位に満たいないため、喪失してしまう大事な講習会です。しかしご存知のように、岐阜地方は大雪でとても寒かった。傘を忘れたので、ホテルから長良橋を渡って向かう道中はあのウルトラライトダウンパーカーで凌ぎました(これは優れものでした)。川原町はなかなか風情があって良かったのですが、ゆっくり満喫している余裕はなく残念でした。前回の熊本も大雨だったので、今回で完全雨男の称号を妻からいただきました。まあ、目的はあくまで講習でしたので、こちらの方は大変勉強になり、早速日常臨床に役立っております。

投稿者: みなと芝クリニック

2012.12.07更新

ジェネラリスト

最近、某医療系雑誌を拝読していますと、ジェネラリストに関する記事をよく見かけるようになりました。ジェネラリストとは平たく言うと内科系”総合医”のことです。この雑誌では全国で活躍する総合医を紹介しています。志しの高い先生はどこにいるのかなと思うと、大学病院の救急部であったり、無医村の診療所であったり、地域中核病院であったりと様々です。その場、その場で要請の高い何でも診れるお医者さんたちです。私が学生の頃は”総合医”という言葉は耳にしなかった気がしますが、今では私の母校でも総合医研修コース(全国的に有名です)があります。若い世代が総合医の重要性を認識し、地域医療に貢献する姿は深刻な医師不足を解決することでしょう。自分はというと幅広い領域の医療を行うために、救急病院は良き研鑚の場であると考え、月に何度か現場に赴いています。ないことに越したことはありませんが、もしかしたら、この東京のどこかでみなさんの誰かに救急病院で会うことがあるかも知れませんね。その時は遠慮なく声をかけてください。

投稿者: みなと芝クリニック

2012.11.09更新

専門医

最近、医学の世界では『専門医』制度が軒並み設けられています。専門領域の知識や経験を有する医師が取得するものです。特に専門医を取得維持するためには、学会に所属し、学会参加、講習受講などの一定の基準を満たさなければなりません。専門医の資格が多くなればなるほど、相当の労力と時間とお金が必要になります。専門医の取得はステイタスでもあり、自分の専門性をPRするものなので、万難を排してとしたいところですが、平日に学会や講習会が多いので維持するのが大変です。開業してからしみじみとその大変さを感じている今日この頃です。当面はインフェクションコントロールドクターの更新にあと一回、12月に岐阜に行って参ります。

投稿者: みなと芝クリニック

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