2015年5月のブログ

2015.05.29更新

肛門のかゆみ

最近、季節がらでしょうか肛門のかゆみを訴える方が増えています。原因は様々ですが、多くはかくれいぼ痔のある方です。痔がありますと、排便時に多少脱出し排便後も完全に還納しませんので、十分便を拭ききれない、あるいはウォシュレットで洗いきれない便汁成分が肛門周囲の皮膚に炎症を起こしてしまうのです。もう一つの原因は、過去に痔の症状があり今は納まっている方、特に女性に多いのですが、肛門に皮垂といって皮膚にしわが寄って鶏のトサカのように飛び出ているところに炎症を起こしてかゆみや不快感が生じyていることがあります。治療はかくれいぼ痔があれば、ジオン注で治療し、皮垂があればこれを局所麻酔をしてトリミングをします。いわば、肛門美容外科といった感じでしょうか。もちろん、保険は効きますので安心してください。このような症状でお悩みの方がいれば、当院にご相談ください。

投稿者: みなと芝クリニック

2015.05.25更新

口から泡を吹く

「泡を吹かせる」という言葉があります。相手をあわて驚かせるときに使うようですが、泡ははひどく驚いているときに口から出るようです。先日、危険ドラッグを他人から飲ませられて意識障害を起こした患者さんを診ました。瞳孔は半開き状態で、眼振がありまぶたが不随意運動を起こしてました。口からは多量の泡状の唾液が排出されていました。酸素濃度は99%ルームエアーで保たれていましたので、呼吸は問題ありませんでした。しかし、なぜ口から泡がでているのでしょう?別に驚いている状態でもないので、別の理由であることが推定されます。唾液の分泌が亢進しているのでしょうか。嚥下が制限されていますので、口腔内に唾液が溜まります。呼気は鼻からだけでなく口からも行われてるので、舌の不随意運動などにより唾液が振盪されて泡が発生するのかも知れません。患者本人は耳は聞こえるようですが、しゃべることができないようです。この方は点滴を数時間行っているうちに意識が完全に戻り、回復しましたが、ほんの少量のドラッグでこんなにもラリッてしまうのですね。運が悪いと命も落としかねませんし、場合によっては事故を起こして他人の命まで奪ってしまいます。警察によると規制は厳しくなっているものの、こういう事件は後を絶たないようです。

投稿者: みなと芝クリニック

2015.05.09更新

ラクナ梗塞

最近の日本人の食生活の欧米化により、脳梗塞が増えています。頸動脈や脳の太い血管内にコレステロールがたまり、動脈に粥状硬化が生じるため、そこにプラーク(血小板の塊)が形成されて血管が詰まって起こります。一方、日本では昔からラクナ梗塞という脳梗塞が多いことが知られており、現在でも脳梗塞全体の35~40%を占めると言われています。ラクナ梗塞の原因は高血圧と低栄養による動脈硬化と考えられています。直接、命に関わる状態ではないのですが、多発すると痴呆の原因になるとも言われています。ラクナ梗塞が見つかると、再発予防のためバイアスピリンなどの抗血小板作用のある薬剤を投与されるケースが多いように思われますが、ラクナ梗塞の20%に脳出血が発生するという報告もありますので、その投与は慎重に行うべきという意見もあります。しかし、ラクナ梗塞の発生機序を考えればまず血圧を適正範囲にコントロールし、低栄養状態を改善することで抗血小板薬なくしてその発生を未然に防げるでしょう。低栄養とはすなわち動物性タンパク質や脂肪不足であり、もっと肉を食べるということです。えーっ、肉を食べるとコレステロールや尿酸が上がっちゃうと思うかも知れませんが、極度の制限は却って病気の発生を進めてしまうのです。塩分を控え、水分をしっかり摂ることも重要です。やせ型で血圧が高目の方はラクナ梗塞に注意してください。

投稿者: みなと芝クリニック

2015.05.07更新

マリアアザミ(オオアザミ)

皆さん、マリアアザミをご存知ですか?英名はmilk thistleです。花弁にミルクを垂らしたように見えることからこの名が付いたそうです。古くから肝臓に良いと言われていまして、米国ではその効能をFDAも認めているようです。シリマリンという成分がデトックス効果により肝細胞のダメージを防ぎ、更に肝細胞の再生を促すということです。最近では抗癌剤の副作用による肝障害を抑制、改善するという論文が発表されました。抗癌剤や放射線治療後の肝障害を改善する薬はなかなか見当たらなくて、いつも頭を悩ませていましたが、このアザミが一つの改善策になる可能性があります。当院ではこのアザミのシリマリンを抽出したサプリメントを提供しております。その他肝炎や肝硬変の肝臓にも効果があると言われています。肝疾患でお悩みの方の相談を随時受け付けておりますので、ご検討ください。

投稿者: みなと芝クリニック


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