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2024.05.31更新

がんドック検診を始めました

みなと芝クリニックではがん検診の経験のある医師が、N-NOSE(がんスクリーニング検査)を導入して、血液、画像検査と組み合わせて、がんの早期発見を目的にしたがんドック検診を始めました。特に消化器病専門医による膵がんや肝がんに特化した検診をメインに行いますので、関心のある方は是非お問い合わせください。

投稿者: みなと芝クリニック

2024.05.31更新

小児(学童以上)診療再開のお知らせ

コロナ禍及びコロナ後、学童以上のお子様の診療を控えておりましたが、コロナ解禁一年が経過し、比較的安全な体制が整いましたので、6月より診療を再開いたします。お問い合わせ相談の上、診察していただけますようご協力のほど、お願い申し上げます。よろしくお願いいたします。

投稿者: みなと芝クリニック

2024.05.25更新

健常者から膵がん、肝がんの患者さんを判別する検診があります

現代医学において、がんの早期診断は最重要課題です。なぜなら、早期がんでは進行がんの治療のように過大な手術や高額な化学療法、放射線療法などが必要ないため、患者負担が少なく、かつ医療費を節減できること、そして治療成績が飛躍的に向上するメリットなどがあります。胃がんや大腸がんは高度な内視鏡技術を用いて、かなりな部分早期診断が可能となってきましたが、その他のがんに関しては未だに早期発見する手立てに乏しいと言わざるを得ない状況です。その中でも、特に膵がんや肝がんはあらゆる血液マーカーや画像診断技術を総動員しても、早期発見が困難であります。これらのがんはひとたび進行がんで見つかると致命率が高く、唯一、助かる方法は早期発見して早期に取り除くことのみであります。

 

1989年にイギリスで犬が飼い主の悪性黒色腫を知らせたという報告があったのをきっかけに、まず犬ががんの匂いを嗅ぎ分けるのではないかという研究が始まりました。犬の嗅覚受容体遺伝子は811個とヒトの396個の倍以上ありますが、犬はトレーニングに時間がかかる点、個体差や環境で結果が変化しやすい点、などが原因で普及を困難にさせているため、代わりになるものとして、線虫に目が向けられたのです。線虫の嗅覚受容機構は哺乳類に類似しており、受容体の数も約1200個と3倍多く、また線虫人口培養においてもクローンを保て安いので、性質が安定していて、結果が再現しやすいというメリットがあります。

 

2015年、九州大学味覚・嗅覚センサー開発センターの広津崇亮(現(株)HIROTSU バイオサイエンス社長)らががん細胞の培養上清液を用いて、線虫の走化性があることを確認したのち、ヒト血漿と尿を用いて検証したところ、早期がん、進行がんに関わらず10倍希釈の尿に最も線虫が反応したことを見出し、この結果が後のN-NOSEの開発に繋がりました。

 

線虫が反応するがん特有の匂いの正体は現在、解析中でまだ解明されてないそうですが、がん細胞のメタボローム(代謝物)のうち、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds(VOCs))ががん患者さんの呼気や尿に表れることに注目しています。尿での研究はまだ少なく、肺がんでは2-Pentanoneが知られているに過ぎません。本検査ではがん腫の種類を同定できず、15種類(胃がん大腸がん肺がん乳がん子宮がんすい臓がん肝臓がん前立腺がん食道がん卵巣がん胆管がん胆のうがん膀胱がん腎臓がん口腔・咽頭がん)のがん腫が出す共通の匂いに反応することがわかっています。一つ一つのがん腫の出すVOCsが判明すれば、がん腫の診断が可能となり精度も増すことでしょう。一方、最近、開発された膵がんや肝がんの診断キットはこれらのがん腫だけに反応しない変異株を遺伝子改変でそれぞれ作製し、野生株で陽性となった検体で変異株が反応しなければ、そのがんであると診断するものです。15種類のがんでそれぞれ作製すれば、がん腫の特定がなされるということです。

 

実際のN-NOSE検査の精度を直近で見ますと、がんの患者さんをがんと診断する感度が86.5%、がんでない患者さんをがんでないと診断する特異度が90.8%となっております。ただし、健常者と思われる方でのがん発見率、あるいは誤診率の検証は未だなされていません。スクリーニング検査としての完成度を上げるためには必要と思われますが、がん検診を受診するきっかけになることは間違いありません。日本は先進国のなかで、がん検診受診率が20%程度と低いことはあまり知られていません。犀星の杜クリニック六本木でもみなと芝クリニックでもがん検診率を上げるために、本検査を広く活用しておりますので、お気軽にお問合せください。

投稿者: みなと芝クリニック

2024.04.29更新

多診療科標榜についての私の見解

開業医が診療科の標榜を多く掲げていると、同業者から快く思われない場合が多いです。専門医資格を有していないのに標榜することに対して、批判があるのは確かです。たとえば、処置や治療が適切でなかったり、見落としや誤診で患者さんが不利益を被ることなどが主な理由です。更に、後医にトラブルの後始末をさせて、迷惑をかけてしまうこともあります。確かに専門外の診療科を標榜するような医者には、誤診や適切でない治療を行っても、結局は後医(多くは専門医)に丸投げし、知らぬ、存ぜぬという態度で、責任をとらない方も見かけます。ですから専門医は必ず専門医を標榜している医師に受診するように勧めます。しかし、専門医とはいえ、誤診はある一定の確率で起こることが証明されていますので、専門医が鬼の首を取ったつもりでいても、知らない所で自分も鬼の首を取られているかも知れません。専門医は専門以外のことは診ないので、「~科的には問題ありません」と言って、その後の患者さんには興味を示さない傾向にあります。患者さんを誤診することは少ないかも知れませんが、診断できていないことには変わりありません。あの先生は診断できなかったということになるのです。もしかしたら、専門医が知らないだけで、回りまわって専門領域の疾患が原因だったということもあるかもしれません。そうであれば、立派な誤診といえるでしょう。私はそれでは医者としては不十分と考えます。患者さんの訴えや症状にはそれなりの理由があるはずです。その症状を説明できなければ、何か見落としていることがあるのではないかと考えるのが普通でしょう。患者さんの症状は血圧や血液検査の異常だけではありません。皮膚の症状や四肢のしびれ、腰の痛みが初発の内科疾患もあります。私はそういう意味で標榜科に皮膚科や整形外科を表示する意義があると思っています。標榜する以上は当然、皮膚科や整形外科疾患を熟知する必要がありますので、猛烈に勉強します。たくさんの皮膚や整形の患者さんを診ていくと、その症状が内科疾患の可能性があるかどうか、より確かに判断することができるようになってきます。私はこの14年間、専門領域でない診療を行う責任感を強く感じながら、適切な診療を提供できるよう努めて参りました。今では、自身の専門分野顔負けのような状態というのは、言いすぎでしょうが、当院を受診される皮膚科や整形外科の患者さんが増えて来ています。患者さんから「ここは内科だけでなく、皮膚や整形も見てくれるから助かるし、安心だ」という声をよく頂きます。私はこのお言葉を糧にして、これからも、いつも患者さんに選ばれる開業医を目指して、頑張っていきたいと思います。

投稿者: みなと芝クリニック

2024.03.09更新

サルコペニアに関するコラムを書きました。

令和6年2月15日、NHKの「あしたが変わるトリセツショー」で放送された”衰えない筋肉”はサルコペニア予防の内容でした。当院もサルコペニア外来を開設していたので、事前に取材があり、これを契機にコラムを書いて見ました。診断、予防のための運動や体操、腸内細菌叢や栄養面について述べ、最後に最近の治療法について触れています。サルコペニアは老化の一現象として捉えられやすいですが、若いかたにもコロナ禍の影響で増えているそうです。将来、寝たきりにならないためにも早期の予防が大切ですね。治療に関しては保険適応外のものも多く、犀星の杜クリニック六本木で相談に乗っていますので、関心のある方はどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

投稿者: みなと芝クリニック

2024.03.09更新

NMNの効果、その後

NMNサプリメントを飲み始めて1年が経ちました。よく眠れるようになり、疲労が蓄たまらない、視力が改善した、などを実感し、周囲からも元気になった、若返って見えるという評価を得ていますが、そうは言っても、気のせいだと思われますので、家内の発案で、我が家のシナモン君(オス、年齢18歳)に飲ませて見ました。18歳は人間でいうと90歳に近い年齢に相当し、最近では、食が細くなり痩せてきて、足元もおぼつかないようになっていたのですが、1か月もしないうちに足腰がしっかりしてきて、よく動くようになり、食欲も増して体重が増えてきたのです。明らかに改善してきたので、やはりNMNは効果があるのだなと確信した次第です。体内のNMNの量はNAD+を測定することで推定できるうようになりました。最近疲れやすいな、もっと元気になりたい方にはお勧めです.

サプリメントや検査は六本木にある「犀星の杜クリニック六本木(03-3401-3141)」で常時受け付けておりますので、どうぞお問い合わせください。

投稿者: みなと芝クリニック

2024.03.09更新

令和6年4月からの診療体制変更のお知らせ

本年、4月より当院の診療体制が一部変更となります。毎週、火曜の午前の亀山医師の外来は、都合により休診となります。再開は現時点では未定となりますが、よろしくお願いいたします。代替として月曜の午後の外来を再開します。名誉院長の川本徹が担当いたします。また、黒野医師は毎週木曜の午前の外来を担当し、川本名誉院長が毎週金曜の午前の外来を担当します。しばらくの間、ご不便、ご迷惑をお掛け致しますが、ご容赦いただけますと幸甚です。詳細は3月末にホームページ上に掲載させていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

投稿者: みなと芝クリニック

2024.01.09更新

乳腺外来の一時休診のお知らせ

令和6年より及川医師の都合により、乳腺外来をしばらくの間、休診にいたします。ご不便、ご迷惑をお掛けします。宜しくお願い致します。

投稿者: みなと芝クリニック

2023.09.28更新

インフルエンザ予防接種

令和5年9月26日より、インフルエンザワクチンのが受付開始と同時に接種も開始しました。予約は電話のみの受付けです。診療時間内にお願いいたします。

投稿者: みなと芝クリニック

2023.09.05更新

休診のお知らせ

9月6日火曜日の亀山医師の外来診療は休診とさせていただきます。ご不便お掛けしまして、申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

投稿者: みなと芝クリニック

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