2013.11.18更新
再び岐阜へ
11月16,17日と岐阜へインフェクションコントロール ドクターの更新講習へ行って参りました。昨年同様、会場は長良川国際会議場でした。昨年は大雪に見舞われ、観光ができなかったのでリベンジと思い、再び訪れました。岐阜城は本当に山城で、ロープウェイを降りてからも急なさかみちを登らなければなりません。しかし、天守閣からの眺めは素晴らしいもので、正に天下を取ったような気分になります。誠に織田信長の気分が理解できました。麓の岐阜公園では菊まつりも催されており、小春日和の中、ゆったりとした気分に浸れました。レンタサイクル(1日100円!)で長良川河畔をサイクリングし、晩秋の一日を満喫しました。講習の内容はというと、これは診療所でお話いたします。乞う、ご期待!
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2013.11.01更新
アディポネクチン
最近、東大の先生のグループが生活習慣病を改善する物質を発見したという記事が報道されました。脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンという、簡単に言うと脂肪を分解し、かつ血糖を上げない生理活性物質(サイトカイン)に似た構造を有するタンパクを探し当てたとのことです。近年の生活習慣病、特に糖尿病に関する薬の開発は目覚ましいものがあります。以前の糖尿病の薬はインスリンを強制的に分泌させる薬が主役だったのですが、現在は広義の分子標的治療薬が主となりつつあります。当クリニックにおいても、これらの新薬を駆使し、インスリン療法から離脱できた方が4名いらっしゃいます。その他にも、インスリン治療が必要と言われたけれど、薬のみでコントロールできた患者さんは多数おられます。私は癌に対する分子標的治療を専門に研究を続けておりますが、分子標的治療の考えはすべての病気に共通するものと確信しております。人類が病気を克服する時代はもう間近です。
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2013.10.16更新
DNA
「DNA」と唐突なタイトルですが、難しい話ではありません。先日、学会の帰りに後輩たちと飲みに行きました。もう大学を去ってから早10年が経ちますが(正式には大学を退職してから7年)、未だに、当時一緒に汗水垂らした連中とは昔話や現状の憂い話に花を咲かせることがあります。彼らと話していると、私が在籍していた頃のことをしきりに自慢します。何を自慢するかというと、私が朝早くから夜遅くまで臨床と研究をしまくっていて、彼はそういうすごい先生に指導されたんだと、そして彼は私を見習って臨床と研究の両立を目指して切磋琢磨していると、彼の後輩たちに自慢するのです。そういえば、自分も猛烈に臨床と研究をしていた先輩先生に憧れて、この世界に入って頑張ろうと思っていた頃を思い出しました。大学から遠く離れても、私のDNAを引き継いでくれる後輩がいるんだなと感慨深いものがありました。これからはいずれ後輩の中にも開業したいという先生が出て来ると思うので、その時開業も研究もしているすごい先輩がいるんだとそういう先生たちの目標になれるよう、より切磋琢磨していきたいと思います。
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2013.10.05更新
心遣い
先日、スタッフから突然、心遣いがありました。全く予期せぬことだったので、驚きでいっぱいでした。自分はクリニックを開いてから、自分のやりたいようにやってきました。そんな自分についてきてくれたスタッフには常に感謝の気持ちがあります。むしろ、私の方からスタッフに感謝の気持ちを伝えなければならないのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。私は今でも時々、院長として恥ずかしくないようにやっているかどうか不安になります。スタッフにとって、私のクリニックで働いて悔いはないのかなとか、勉強になっているのかなとかいろいろ考えてしまいます。今の自分は、家族の支えのみならず、スタッフの支えがなかったらありません。これからも感謝の気持ちを込めて、日々診療を続けて行きます。ありがとう。
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2013.10.03更新
客員講師
10月1日を持ちまして、東邦大医学部(大森)の客員講師に任命されました。私はここでも現在継続中の研究を行います。同期の先生の推薦によるもので、大変感謝しております。クリニック開業医が研究を続けて行くことは、場所や研究費の面、時間制約の面で至極困難なことです。幸い、私は先輩や同僚に恵まれまして、母校から離れた場所でも研究を継続できています。周囲の方々には大変感謝するとともに、早く結果を出さなければという責任感でいっぱいです。また、研究も場所を変えることでリフレッシュにもなり、大森という土地もいいところで、すごく気に入ってます。張り切って頑張ります。
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2013.09.19更新
祝 2020東京オリンピック開催
オリンピック開催が決定してからはや10日が過ぎ、ほとぼりも覚めてきました。前々年ぐらいになると再び盛り上がるのでしょうが、私はこの7年間で備えたいことがあります。一つはオリンピック会場内で医療ボランティアをすること、2020年のオリンピックは真夏の開催となりますので、選手のみならず観客も熱中症などに罹りやすいと思います。急変した方の応急手当をして、安全に病院に搬送することをします。多分、メイン会場内にはそのような施設はできるでしょうから、むしろ分散した会場ではそのような活動をする医師が必要だと思います。もちろん、その後に続いて行われるパラリンピックでも同様です。次に私にはタイ国に多くの友人がおりますので、日頃の感謝を込めてタイ人選手のヘルスケアをサポートしたいと考えています。慣れない土地で十分な力を発揮できるよう応援したいですね。自治体やオリンピック関係者の方、宜しくお願いします。
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2013.09.02更新
介護について
最近、自分の親が入院し退院しました。高齢なため退院後も家族のケアが必要なのですが、遠隔地にいるので介護保険を使って、ヘルパーさんを頼んでいます。入退院が突然でしたので、病院のソーシャルワーカーさんからは早目の対応が必要といわれ、あわてて介護認定を取得することになりました。契約したケアマネージャーさんが大変気の利く方で、すっかり手続等世話になり、滞りなくサービスを受けられました。迅速な対応に敬服している次第です。このような制度があることは本当に助かることで、親を安心して任せられると思いました。自分もこれから在宅医療に携わろうと考えていますが、この経験を是非生かし、迅速かつ適切な医療を提供する意を強くした次第です。
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2013.08.23更新
医療におけるTPP
ここのところのマスコミの報道で、TPP交渉の全体像がおぼろげながら見えてきた感じがします。医療においては以前より大都市圏に医療特区を設けて、外国資本や外国人医師を受け入れることにより医療の国際競争力を強化し、質を高めようという動きがあります。そのため、一部の医療者の間では日本の医療が外国に乗っ取られてしまうのではないかと危惧されています。私自身はそうは思っていません。何かと日本人は外国人より劣っているというコンプレックスを持つ傾向にありますが、日本人の医療技術、医学知識の質は決して彼らと比較して劣っているということはありません。一見、外国の医療は合理的で優秀に見えますが、いわゆるmass productionであり、木目の細かい医療ではありません。つまり、十派ひとからげであるのです。一方、日本人医師は緻密で正確な医療を行います。これこそが世界に誇れる点だと思います。自分自身も常にこの点を心掛けて、診療を行っています。日本人は日本人の医師が診るのです。諸先輩方々が築き上げてきた日本の医療を崩してはなりません。TPPにより、むしろ日本の医療の良さが世界にアピールできると確信しています。
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2013.07.26更新
糖尿病教室
当院ではインスリン皮下注射をせずに薬だけで糖尿病をコントロールすることをモットーとしています。しかし良好なコントロールを得るためにはある程度食事にも配慮しなければなりません。当院では昨日、糖尿病患者さん向けの糖尿病教室を初めて開催しました。第一回目ということで、クローズドの会でしたが、糖尿病の薬の説明から糖質制限食の概念について約30分間行いました。また、糖質制限したデザート(ケーキやプリンなど)の試食会もしました。参加者の反応は様々でしたが、食事療法に対して改めてその重要性を認識していただけたようです。これからもこういう会(糖尿病以外にも高血圧症や脂質異常症)を開催して、患者さんの意識を高めて行きたいと考えております。今後はオープンにする予定で、この場で事前にアナウンスしますので、奮ってご参加お願いいたします。
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2013.07.19更新
留学依頼
先日、インドから患者さんの相談を受けましたが、今度はパキスタンから研究留学の依頼がありました。Canlivのサイトには一応、東京女子医科大学の所属で掲載していますので、このような問い合わせが来たのだと思います。CV上は若いのに業績もあり、優秀な方のようです。私が大学の常勤でしたら受け入れたいと思いますが、残念ながらスペースも研究費も無いので諦めていただくしかないようです。念のため、所属する教授や共同研究者に問い合わせてみます。国際協力の観点からすると、なるべく受け入れることが日本にとっても有益なことだと思います。外国の方は特にやる気があるので、日本人の大学院生にとってもいい刺激になるのですよね。
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