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2013.10.03更新

客員講師

10月1日を持ちまして、東邦大医学部(大森)の客員講師に任命されました。私はここでも現在継続中の研究を行います。同期の先生の推薦によるもので、大変感謝しております。クリニック開業医が研究を続けて行くことは、場所や研究費の面、時間制約の面で至極困難なことです。幸い、私は先輩や同僚に恵まれまして、母校から離れた場所でも研究を継続できています。周囲の方々には大変感謝するとともに、早く結果を出さなければという責任感でいっぱいです。また、研究も場所を変えることでリフレッシュにもなり、大森という土地もいいところで、すごく気に入ってます。張り切って頑張ります。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.09.19更新

祝 2020東京オリンピック開催

オリンピック開催が決定してからはや10日が過ぎ、ほとぼりも覚めてきました。前々年ぐらいになると再び盛り上がるのでしょうが、私はこの7年間で備えたいことがあります。一つはオリンピック会場内で医療ボランティアをすること、2020年のオリンピックは真夏の開催となりますので、選手のみならず観客も熱中症などに罹りやすいと思います。急変した方の応急手当をして、安全に病院に搬送することをします。多分、メイン会場内にはそのような施設はできるでしょうから、むしろ分散した会場ではそのような活動をする医師が必要だと思います。もちろん、その後に続いて行われるパラリンピックでも同様です。次に私にはタイ国に多くの友人がおりますので、日頃の感謝を込めてタイ人選手のヘルスケアをサポートしたいと考えています。慣れない土地で十分な力を発揮できるよう応援したいですね。自治体やオリンピック関係者の方、宜しくお願いします。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.09.02更新

介護について

最近、自分の親が入院し退院しました。高齢なため退院後も家族のケアが必要なのですが、遠隔地にいるので介護保険を使って、ヘルパーさんを頼んでいます。入退院が突然でしたので、病院のソーシャルワーカーさんからは早目の対応が必要といわれ、あわてて介護認定を取得することになりました。契約したケアマネージャーさんが大変気の利く方で、すっかり手続等世話になり、滞りなくサービスを受けられました。迅速な対応に敬服している次第です。このような制度があることは本当に助かることで、親を安心して任せられると思いました。自分もこれから在宅医療に携わろうと考えていますが、この経験を是非生かし、迅速かつ適切な医療を提供する意を強くした次第です。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.08.23更新

医療におけるTPP

ここのところのマスコミの報道で、TPP交渉の全体像がおぼろげながら見えてきた感じがします。医療においては以前より大都市圏に医療特区を設けて、外国資本や外国人医師を受け入れることにより医療の国際競争力を強化し、質を高めようという動きがあります。そのため、一部の医療者の間では日本の医療が外国に乗っ取られてしまうのではないかと危惧されています。私自身はそうは思っていません。何かと日本人は外国人より劣っているというコンプレックスを持つ傾向にありますが、日本人の医療技術、医学知識の質は決して彼らと比較して劣っているということはありません。一見、外国の医療は合理的で優秀に見えますが、いわゆるmass productionであり、木目の細かい医療ではありません。つまり、十派ひとからげであるのです。一方、日本人医師は緻密で正確な医療を行います。これこそが世界に誇れる点だと思います。自分自身も常にこの点を心掛けて、診療を行っています。日本人は日本人の医師が診るのです。諸先輩方々が築き上げてきた日本の医療を崩してはなりません。TPPにより、むしろ日本の医療の良さが世界にアピールできると確信しています。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.07.26更新

糖尿病教室

当院ではインスリン皮下注射をせずに薬だけで糖尿病をコントロールすることをモットーとしています。しかし良好なコントロールを得るためにはある程度食事にも配慮しなければなりません。当院では昨日、糖尿病患者さん向けの糖尿病教室を初めて開催しました。第一回目ということで、クローズドの会でしたが、糖尿病の薬の説明から糖質制限食の概念について約30分間行いました。また、糖質制限したデザート(ケーキやプリンなど)の試食会もしました。参加者の反応は様々でしたが、食事療法に対して改めてその重要性を認識していただけたようです。これからもこういう会(糖尿病以外にも高血圧症や脂質異常症)を開催して、患者さんの意識を高めて行きたいと考えております。今後はオープンにする予定で、この場で事前にアナウンスしますので、奮ってご参加お願いいたします。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.07.19更新

留学依頼

先日、インドから患者さんの相談を受けましたが、今度はパキスタンから研究留学の依頼がありました。Canlivのサイトには一応、東京女子医科大学の所属で掲載していますので、このような問い合わせが来たのだと思います。CV上は若いのに業績もあり、優秀な方のようです。私が大学の常勤でしたら受け入れたいと思いますが、残念ながらスペースも研究費も無いので諦めていただくしかないようです。念のため、所属する教授や共同研究者に問い合わせてみます。国際協力の観点からすると、なるべく受け入れることが日本にとっても有益なことだと思います。外国の方は特にやる気があるので、日本人の大学院生にとってもいい刺激になるのですよね。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.07.08更新

インドからのメール

先日、インドのデリーからメールが来ました。Canlivのサイトを見てだそうです。Canlivは私の米国でのお師匠さんであるサウスカロライナ医科大学のメラニー女史が主催している胆道癌患者の為の情報団体です。胆道癌は世界的にみると患者数の少ない癌ですが、アジアには多発地域があり、インド北部もそのうちの一つに挙げられています。胆道癌は未だもってして有効な治療法がなく、私の所属していた筑波大学、産総研と現在の東京女子医科大学、共同研究施設である東京大学、長浜バイオ大学、愛知県立ガンセンターなどで診断法や治療法の開発研究を行っている状況です。分子標的薬にフォーカスした研究では群を抜いていると自負しております。早速、インドの患者さんに最新の情報を提供しました。これらは一切、無償です。私は現在、大学にオフィスを構えていませんので、実際の治療には携われないのが残念ですが、タイやインドで環境さえ整えれば治験をマネージしたいと考えています。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.06.20更新

論文が掲載されました

先日、お話していたタイとの国際共同研究の成果が「胆と膵」という雑誌に掲載されました。自分の仕事がこうやって形になると、レベルはどうであれ気持ちのいいものですね。また、研究を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちにもなります。私が今まで書いてきた論文は感染症関連の2編を除いてすべて胆道疾患関連です。共著者も含めると約100編ほどになります。まさに自分の歴史ですね。100編ほどずらりと並べて、眺めますとどの論文にも思い出が蘇ってきますね。何物にも代えがたいものです。おっと、次の課題がすでに待ってます。あまり浮かれてもいられませんね。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.06.13更新

考えさせられました

昨夜のある病院でのことです。両足が化膿したホームレスの生保の患者さんが救急車で搬送されてきました。足が痛くて歩行が困難になっているところを通行人が交番に届けて、そこから救急車を要請したそうです。最寄りの救急病院では皮膚科や整形外科の先生がいないからということで数件断わられたのち、東京ルールに従い搬送されてきました。1か月前は他院に骨折で入院しており、退院時にはすでに足が腫れている兆候はあったにも関わらず、退院したとの事です。みなさんはこの事例に様々な問題が潜んでいることにお気付きになられたと思います。私自身のコメントは控えさせていただきますが、このようなケースは日常茶飯事とのことです。たらいまわしの問題は想像以上に深刻であることを感じさせる案件でした。

投稿者: みなと芝クリニック

2013.05.16更新

3周年

平成25年5月15日に当院開院3周年を迎えました。開院時のことは遠い昔のような、この3年間はとても長く感じられました。石の上にも3年といいますが、今は5年、7年とも言われています。自分としてはやっとスタート地点に立ったなあという感じです。私はスタッフ(看護師、事務員)に大変恵まれており、ここまで来れたのもみなのお蔭と感謝しています。また、ビルのオーナーさんを初め、地域の方々にも大変良くしていただき、有難く思っております。これからも誰にも負けないクリニックを目指して頑張りますので、患者さんの皆さんどうぞ今後も宜しくお願いいたします。
                                                             平成25年5月16日 クリニックにて
                                                              院長 川本 徹

投稿者: みなと芝クリニック


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