クリニックブログ

2014.03.31

御三家の治療

最近の痔の御三家(いぼ痔、切れ痔、穴痔)の治療事情のお話です。いぼ痔に関してはどんに大きな痔でも第一選択の治療法はジオン注です。再発した時も基本はジオン注ですが、しこりとなって脱肛状態になってしまえば、しこりを切除します。肛門の内側の切除なので痛みは少ないです(通常は外側まで切除する)。切れ痔は粘膜の切れている部分が硬くなっていますので、その部分を取り除き、溶ける糸で縫います。大抵はいぼ痔も合併しますので、これも同時にジオンで治療します。やはり傷は肛門の内側なので、痛みは少ないです。穴痔は単純なものであれば、膿の溜まっている部分をくり抜きます。穴は自然に塞がるまで約1週間かかりますが、穴の直径が5㎜程度ですので、痛みや出血は少ないです。私も従来の手術の痛みを経験しておりますので、肛門の外側に傷ができないように、たとえできてもすべて傷を縫うようにしています。すべて日帰りです。それでも感染の危険性はありません更に当院では横に寝た状態で施術しますので、羞恥心を感じないよう極力計らっています。私が今までの経験の上に行き着いた治療法です。他院で切ると言われた方は是非、一度当院にご相談下さい。

投稿者: みなと芝クリニック

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