2013.04.20更新
アセトアルデヒドを退治する
先日、あるテレビ番組で飲酒後のアセトアルデヒドが、食道癌に罹患する危険率を増加させるという内容を放送していました。アセトアルデヒドの分解酵素が少ない体質の人や排せつが遅い体質の人は長時間アセトアルデヒドが体内に残るため、細胞を傷害し発癌に至らしめるということです。このアセトアルデヒドの分解を促進するものの一つにビタミンCがあります。ビタミンCは水溶性なので、短時間で尿に排せつされてしまいますので、常に補給する必要があります。しかしながら、飲酒後に大量に発生したアセトアルデヒドには、経口で摂取できるビタミンCの量では太刀打ちできません。そこでビタミンCを点滴静注すると、大量のビタミンCを一気に摂ることができますので、特に飲酒翌日には効果が期待されます。当院も高濃度ビタミンCを取り扱っている施設ですので、心配な方はご相談下さい。
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2013.04.11更新
Once in a blue moon
昨日、滅多にないことが身近に起きました(ミサイルではありません)。ある救急病院での外科当直でのことです。この病院は1年間に1万台の救急車を受け入れていることで、東京都から表彰されるくらい有名なのですが、4月11日は19時から一度も患者さんが来ませんでした。当然、夜中は一度も起こされませんでした。こういう寝当直は初めてです。一度も救外のナースと顔を合わせませんでした。本当にいいのかなと罪の意識までありました。でも、それだけ病気に罹る人がいなかったということで、喜ばしいことなんですよね。医者って不思議で、患者が多ければ多いで大変だと騒ぎ、いなければいないで不安になる、ああー何と受身な職業なのだろうと思います。でもこんなこともう二度とないだろうな。
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