ブログ

2016.07.26更新

癜風

「癜風と」書いて「でんぷう」と読みます。聞きなれない言葉ですが、皮膚の病気の一種です。毛穴に沿った炎症を起こし、かゆみを伴います。原因はマラセチア菌というカビの一種です。マラセチアと聞いて「ああ」と思われる方も多いでしょう。ペットを飼っている方は聞いたことがあるかも知れません。でも、犬などのマラセチア菌はヒトには感染しないようです。なかなか治りにくい湿疹(特にぼつぼつした発疹)はこの病気の可能性があります。胸や背中に多いようですが、顔や手足にもできます。よく、ステロイド軟膏を使っていて治らないという時に、マラセチアだったという話はよく聞きます。色は褐色や時に脱色して白っぽくなっていることもありますので、皮膚科を標榜しているクリニックに相談しましょう。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.07.05更新

咽頭結膜熱(いわゆるプール熱)

梅雨明けももうすぐというこの時期、暑い日はプールで泳ぎたくなりますね。そんな時に流行する風邪があります。いわゆるプール熱と言って、結膜炎を伴う風邪です。感染力が強く、家族内感染が起きやすいです。原因はアデノウィルスのB,E種で、2日間の潜伏期間をおいて発症します。症状のピークは3-4日で、自然に軽快しますが、内服するとすれば消炎鎮痛剤や解熱薬になります。飛沫感染や接触感染で広がるので、マスク着用、手洗いやうがいで感染を防ぐことができます。眼症状を伴う(目のかゆみ、眼脂など)風邪の場合はこれですので、内科のみならず眼科も受診しましょう。放っておきますと角膜が混濁することがありますので、注意してください。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.06.30更新

ジカ熱と虫よけの話

今、ジカ熱ウィルスが関心を集めてます。妊婦さんが感染すると子供が小頭症になる異常が表れます。その頻度は妊娠初期(20週未満)の感染で10人に1人だそうです。小頭症になると精神発達遅延となりますので、これから妊娠を考えている方は、感染地域の旅行は避けるべきでしょう。そうはいっても、蚊が媒介しますので、海外で感染した人が日本で蚊に刺されますと、刺した蚊が他人へウィルスを広げてしまうのです。これからリオオリンピックが始まって、感染した人が日本に入国してきた場合、、日本にいても決して安全とはいえなくなるのです。水際で防ぐのが困難である以上、唯一の予防は蚊に刺されないようにすることです。現在、ワクチンは開発中のため実用化にはまだ時間がかかるようです。虫よけ剤を使うのが最も一般的でありますが、市販の虫よけの多くにディートという化学物質が含まれています。このディートは濃ければ濃いほど虫よけ効果が高いことが分かっています。最近、厚労省は規制を緩和して、高濃度のディートを含む虫よけ剤を認可する方針を打ち出しました。ただし、お子さんや妊婦さんへの安全性が確立していないので(神経障害やけいれん、発疹等)、外国の一部ではそれらの方への使用を禁止しているところもあります。ハーブ系の虫よけは安全ですが効果が少ないようです。ディートよりは効果がやや劣りますが、国内で副作用の少ないイリカジンを配合した虫よけ剤が認可されています。ディートが心配な方は、イリカジンでジカ熱対策をすることをお勧めします。長くなりましてすみません。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.06.27更新

うつ病と腸内細菌

腸内細菌がアレルギー疾患、アトピー、糖尿病、過敏性腸症候群の発症に関与していることは当院のホームページでも取り上げていますが、最近、うつ病にも腸内細菌が関連しているという発表がされました。研究報告によると、ビフィズス菌がうつ病の患者さんで健常人の1/3、ラクトバチルス菌が1/5に減少していることがわかりました。また、うつ病の患者さんは過敏性腸症候群を伴う割合が高いということも判明しました。これらの疾患が腸内細菌で繋がっているとは驚きです。うつ病は年々増加する傾向にあり、国内では約73万人の患者さんがいると言われていますが、実際はその数倍はいると推測されています。うつ病の発症予防、あるいは治療に腸内細菌の摂取は有効と考えられます。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.05.31更新

おたふくかぜ

今年の1月ごろにおたふくかぜの流行が報じられましたが、5月末になって流行が目立ってきました。おたふくかぜはご存知のように、別名流行性耳下腺炎といい、ムンプスウィルスというRNAウィルスによって引き起こされます。主に耳下腺が腫れて熱がでますが、顎下腺が腫れることもあり、リンパ節の腫れと似ています。潜伏期間は2~3週間とされており、発症してから1~2週間で症状はおさまるそうです。一応、5日間は自宅等で安静療養が義務づけられていますが、感染の恐れがある場合はその限りでは無いようです。また、不顕性感染といって、症状が出ない場合が約30%ほどあるそうです。治療は消炎鎮痛剤の投与や患部の冷却ですが、合併症として無菌性髄膜炎があります。頭痛や意識障害が見られた時は、最寄りの専門機関の受診が必要です。予防法はワクチン接種ですが、ワクチンを受けていても感染することがありますので、安心とは言えないようです。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.05.24更新

電飾看板

都営三田線のNEC側のコンコースにこの度、クリニックの看板を出させていただきました。アースカラーを基調としたさわやかな看板になりました。7年目で看板と思われるかも知れませんが、あるキャッチコピーを考えていまして、どうかなと思い温めていました。内容は見てのお楽しみですが、規則に抵触しないと判断していただき、晴れの舞台となりました。本日よりグランドオープンです。皆様の反応はいかがでしょうか。宜しくお願いします。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.05.16更新

6周年

昨日、当クリニック開院6周年でした。今日から7年目が始まります。もう6年が経ってしまいました。この6年間、患者さんや地域の皆さんにどうお役にたってきたか、もう一度見直して今後の診療に生かして参りたいと思います。スタッフも充実し、更なるサービスの向上を目指して参ります。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。プロ野球選手がよくいう「通過点」にすぎませんが、節目として昨晩は、妻と回転ずし屋でささやかなお祝いをしました。とても苦労かけましたので。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.05.13更新

食中毒

熊本で震災に遭われた方々にお悔やみを申し上げます。現地の情報が毎日テレビで報道されていますが、一か月経っても未だに避難されているかたが大勢いらっしゃいます。そのような環境の中で集団食中毒が多発しています。高温多湿になるこれからは特に注意しなければならないでしょう。食中毒にはブドウ球菌や大腸菌を代表とした細菌性食中毒とノロウィルスを代表としたウィルス性食中毒があります(その他にはフグ中毒や毒キノコ中毒などがあります)。症状だけをみると両者は区別し難いですが、前者は心当たりの食べ物を食べてから2~8時間以内に発症し、後者は大体潜伏期間が2日を置いてから発症することが多いです。その一つの理由として、細菌はある程度の数が無いと胃酸で殺菌されてしまうので、食べ物に最初から大量の菌がいないと発症しません。それに対し、ウィルスは数百個でも存在すると胃酸で殺菌?されることなく体内で増殖してある程度の数になると発症します。その期間が2日ということです。いずれにしても乳幼児や高齢者が罹患しますと生命の危険に陥ることがあります。なってからでは遅いので、予防が重要です。室温で長時間放置されたものには手を付けない、手洗いを十分にする、お弁当を作った時は高温多湿の中で保存しない、食べる前に十分加熱するなどです。皆さん気を付けましょう。

投稿者: みなと芝クリニック

2016.04.18更新

ホームページ リニューアル

みなと芝クリニックもそろそろ7年目を迎えるにあたりまして、メインのホームページをリニューアルいたしました。よりクリニックイメージである「都会のオアシス」を強調したデザイン、色合いにしております。当院のコンセプトである専門に特化するではなく、幅広い診療を行うことで患者さん全体を診ることを前面に出しております。また、You tubeでは私からのメッセージも配信しております。画面には他に動画も取り入れ、臨場感を演出した形にしてあります。ホームページを見られた方が、当院のイメージをいっそう描きやすくという思いで作りました。皆様にそういう思いが伝わるといいなと思います。これを機にますます医療のレベルアップを図り、職員一同誠心誠意、皆様方の健康維持に尽力して参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。2016年4月吉日

投稿者: みなと芝クリニック

2016.04.01更新

新体制

4月からスタッフが更に変わりました。設立以来、ずっとクリニックを支えてくれた看護師さんが退職され、その後任として新たにママさん看護師(とはいっても第一線病院でバリバリやっていた方です)が赴任しました。昨年も事務員と看護師が入職しましたので、ほぼ一新した感じです。新生みなと芝クリニックをこれからもよろしくお願いいたします。間もなく、ホームページもリニューアルしますので、ご期待ください。

投稿者: みなと芝クリニック


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