クリニックブログ

2018.01.31

乳幼児のアレルギー性鼻炎

最近、乳幼児のアレルギー性鼻炎が増加しています。小さいお子さんを持つお母さんは心配でしょう。一般的に薬物治療となりますが、小児科や耳鼻科を受診すると抗ヒスタミン剤が処方されます。副作用が少ないということで、安心して服用させているお母さんも多いと思います。しかし、成人と異なり、小児の場合は年齢により、また既往症の有無により、抗ヒスタミン剤は使い分けられなければいけません。生後6か月から、服用可能となりますが、アレグラとザイザルが適合薬剤です。2歳以上でジルテック、アレロックが、3歳を超えるとクラリチンとアレジオンが適応となります。また、熱性けいれんやてんかんの既往のある小児ではザイザル、クラリチン、ジルテックは使用を控えた方が良いとされています(副作用にけいれんの記載があります)。更に12歳以上で使用するデザレックスもてんかん患者には禁忌とされています。お母さん、お手元の抗ヒスタミン剤を今一度、ご確認ください。

投稿者: みなと芝クリニック

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