クリニックブログ

2015.12.28

救命処置

今年も余すところあと、4日となりました。診療は今日明日のみですが、一年を振り返って今年も無事診療を続けて来られたことに感謝をしています。これからも安心・安全な医療を継続していくために、日頃、救命処置のスキルを磨いていく必要があると考えています。臨床医として救急の現場でできなければならない主義があります。研修医のころはそれができるかできないかで優劣が決まってしまうほどのことです。その手技とは気管内挿管、中心静脈ライン確保、緊急気管切開、胸腔ドレーン挿入、腰椎麻酔、消化器科であれば緊急内視鏡下止血術(食道静脈瘤を含む)などです。病院の先生であれば、こんなの当たり前だよという手技ですが、開業してしまうとなかなか技術を維持していくのが困難です。私が救急病院で当直医として勤務しているのは、当クリニックを受診される患者さんが急変したときに対処できるようにという思いがあるからです。設備が不十分なためすべてができるわけではないですが、どんな状況でも焦らず冷静に対応しなければなりません。来年もレベルを維持するために、精進していく所存です。

投稿者: みなと芝クリニック

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