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2015.10.16

インフルエンザワクチン昨今

今年もインフルエンザの予防接種の時期が来ました。ニュースでは学童で既に流行の兆しがあり、学級閉鎖している地域もあると報道され、今シーズンは早目の接種が勧められています。シーズン前半はほとんどがA型で、現在の不活化ワクチンはH3N2(A香港型)とH1N1/09(いわゆる新型)に対応するものです。小児(2~8歳)でみると、新型に対する有効率は60%に達するものの、香港型には15%程度しか効かないようです。よく予防接種したのにインフルエンザに罹ったというのは大方、香港型だそうです。「じゃあ、打ってもしょうがない」と思われる方もいると思いますが、専門家の意見では接種していると、脳症などの重症化へ移行することがないと述べています。最近は経鼻接種のインフルエンザ生ワクチン(フルミスト)が話題になっておりますが、針で刺さないので痛くないという利点がありますが、日本では認可されていないため、個人輸入する必要があり従って、値段も高くなっております。しかし、直近の米国の報告は、2~8歳の小児では香港型にも新型にもほとんど効かないというショッキングなものでした。この結果を踏まえて、日本のある研究施設で新たな不活化経鼻ワクチンを開発中で、治験段階ではその有効率はかなり高いものになっているそうです。ただし、実用化は4年先の見通しだそうです。年齢制限が49歳以下ということもあり、我々の世代には当面関係がありませんが子供さんには期待したいものです。

投稿者: みなと芝クリニック


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