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2015.03.14

ピロリ菌除菌

ピロリ菌感染が胃潰瘍や胃癌の原因と成り得ることが広く一般に知れ渡るようになり、健診や人間ドックでピロリ菌感染も調べられるようになってきました。それとともに除菌を希望される患者さんが多くなっております。健診後の診察で除菌を勧められるようです。除菌は胃酸の分泌を抑える薬と抗生物質2種類を1週間内服するだけの治療ですが、保険適用で治療する場合は事前の胃内視鏡検査が必須となります。この点をあまりご存知ない患者さんがおられるようで、バリウムの検査で異常なしといわれているから内視鏡する必要がないのではと仰る方が後を絶ちません。確かに異常はないと思いますが、除菌適応の条件にピロリ菌感染症に加えて慢性胃炎があることと書いてあります。慢性胃炎はよっぽど進行していればある程度バリウム検査でも診断できますが、軽微なものでは内視鏡検査で診断します。ペプシノーゲン法という血液検査でも診断できますが、胃炎の範囲をみることは不可能です。もし、胃粘膜に異常があれば細胞を採取して検査することも可能です。すなわち、病変の見落としを少なくするのが目的です。従って、胃内視鏡を行うことが大事なのです。健診で内視鏡をされた方では、概ね半年は結果が有効ですので、検査日がわかれば除菌治療を保険診療で行うことができます。ピロリ菌感染は放置していた時のデメリットが大きいと思いますので、是非除菌をお勧めします。

投稿者: みなと芝クリニック


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