サルコペニアは加齢によって筋肉の量が減少し、筋力と身体能力が低下した状態をいいます。加齢以外にも、閉じこもりの生活や病気、低栄養が原因で若い人にも起きる場合があります。 人間の筋肉量は20代を過ぎると10年間に男性は約2㎏、女性は約1㎏ずつ減っていくといわれ、75~79歳の男女の約2割、80歳以上では男性の約3割、女性の約半数がサルコペニアという研究結果もあります。 サルコペニアは寝たきりや要介護状態を引き起こす重大な要因であり、また糖尿病や肺炎など様々な病気を発症しやすくなり、更に死亡率が高くなることも分かってきました。 サルコペニアかどうかはまず、自分でできる簡単なセルフチェックでみることができます。サルコペニアは運動や食事など、生活を見直すことによって予防したり、改善が見込まれる疾患のため、自身の状態をチェックし、早めに対策を始めましょう。