高齢者お困り何でも相談外来
寝たきり(サルコペニア)予防外来

第1, 3木曜、第2、4金曜 9時00分~12時45分(高齢者)
火曜、木曜、金曜16時~18時30分(サルコペニア)


外来担当医師
黒野 晴子 院長(高齢者担当)
川本 徹 名誉院長(サルコペニア担当)

高齢者に特化した医学(老年医学)

高齢者は様々な疾患を有するようになり、訴えも多くなります。それに従い内服薬が多くなる傾向にありますが、同時に内臓機能も衰えてきますので、副作用が出やすくなります。しかし、副作用の症状とわからないとその症状を抑える薬が増えて、悪循環になってしまっている方が結構います。特に不眠症、腰痛・膝痛、神経痛の薬やもの忘れ予防と称して出されている薬を内服している方に副作用が多くみられます。もし、薬の数がどんどん多くなってもさっぱり良くならにと感じている方は一度、当外来にご相談ください。また、整形外科や泌尿器科など複数の医療機関にかかっているが、通院が辛くなってきた方、病気だけでなく介護などの生活面を含めて診てもらいたい方、認知面が気になるけど認知症外来受診に抵抗のある方、もしくは拒否している方も経験豊富な院長戦士絵が親身に相談に乗ってくれます。在宅医療全般に関する疑問にもお答えします。

サルコペニアとは

朝起きて、自分の体が重くて動くのが億劫だと感じた方、
足が前に出ずふらふらしたり、転びやすいと感じた方への警告!
それは寝たきりになる(サルコペニア)の始まりかもしれません。
サルコペニアとは加齢に伴う筋力あるいは筋肉量の減少を指す言葉です。日頃、筋肉を使わない状態でいると、筋肉細胞が減少して筋力が低下してきます。このような状態が持続すると筋肉の脂肪化が起こり、肥満に陥ります。既に40歳代からこのサルコペニアが始まっていると言われています。また、定年を過ぎますと極端に運動量が低下しますので、サルコペニアが進行します。では、サルコペニアを放置しておくとどのようなことになるのでしょうか。

サルコペニア肥満→糖尿病

筋力が低下していきますと自然と体を動かすことが億劫になり、今までと変わらない食事をしていますと肥満になります。肥満により増加した脂肪細胞はアディポネクチンという物質を分泌しますが、これがインスリンという血糖を下げるホルモンの働きを抑え、その結果、糖の代謝が悪化することにより糖尿病が発症します。更にインスリンは筋肉細胞で効果を発揮しますので、サルコペニアで筋肉細胞は減少していますので、ますます糖の利用ができなくなり、糖尿病を発症してしまいます。
以上のことからサルコペニア肥満への対策として、筋肉トレーニングと十分量のタンパク質摂取、および糖質制限の食事を行うことが理に適っていると考えられます。当院ではスポーツジムと提携し、運動科学および医学的に管理スケジュールされたプログラムを個人の状態に合わせて提案しています。既に糖尿病などの疾患に罹られている方も、しっかりと管理しながら行いますので安心です。いつでも気軽にご相談下さい。

サルコペニア肥満の改善例

低糖質ダイエット、RIZAPプログラム 2カ月施行
T.K.さん 54歳 男性

ビフォーアフター
サルコペニア肥満の改善例

加齢とともに進行するサルコペニア

サルコペニア

基礎疾患の無い方でも、加齢とともにサルコペニアは進行します。腰や膝を支えている筋力が低下しますと腰椎ヘルニアや変形性膝関節症に罹り易くなります。一度これらの疾患に罹りますと、運動が困難となり負のスパイラルに陥ります。更に日常生活が困難となり、ロコモティブシンドロームや寝たきり状態になる恐れがあります。また、骨の丈夫さは筋肉の量に比例しますので、筋力が低下することにより骨が弱くなってきます。このように骨粗しょう症はサルコペニアにより、女性だけでなく男性にも発症します。最近ではサルコペニアになると意欲が低下し、外出しなくなるため認知症になるリスクが高くなることが報告されています。筋肉の刺激が脳の活性に影響することが動物実験で明らかにされており、認知症の予防効果が推測されています。

以上のことから高齢者の方には、足腰を中心とした筋肉トレーニングとタンパク質補給、そしてカルシウムの吸収を促進し骨を丈夫にする効果と筋肉細胞を増やす効果の両方を有するビタミンDの摂取を勧めております。高血圧や糖尿病のある方でもきちんと医学的に管理しますので安心です。食事だけでは摂りづらいタンパク質やビタミンD、カルシウムのサプリメントも紹介しておりますので、いつでも気軽にご相談下さい。

朝起きて、自分の体が重くて動くのが億劫だと感じた方、
足が前に出ずふらふらしたり、転びやすいと感じた方への警告!
それはサルコペニアの始まりかもしれません。

サルコペニアとは加齢に伴う筋力あるいは筋肉量の減少を指す言葉です。日頃、筋肉を使わない状態でいると、筋肉細胞が減少して筋力が低下してきます。このような状態が持続すると筋肉の脂肪化が起こり、肥満に陥ります。既に40歳代からこのサルコペニアが始まっていると言われています。また、定年を過ぎますと極端に運動量が低下しますので、サルコペニアが進行します。では、サルコペニアを放置しておくとどのようなことになるのでしょうか。

サルコペニア肥満→糖尿病

筋力が低下していきますと自然と体を動かすことが億劫になり、今までと変わらない食事をしていますと肥満になります。肥満により増加した脂肪細胞はアディポネクチンという物質を分泌しますが、これがインスリンという血糖を下げるホルモンの働きを抑え、その結果、糖の代謝が悪化することにより糖尿病が発症します。更にインスリンは筋肉細胞で効果を発揮しますので、サルコペニアで筋肉細胞は減少していますので、ますます糖の利用ができなくなり、糖尿病を発症してしまいます。

以上のことからサルコペニア肥満への対策として、筋肉トレーニングと十分量のタンパク質摂取、および糖質制限の食事を行うことが理に適っていると考えられます。当院ではスポーツジムと提携し、運動科学および医学的に管理スケジュールされたプログラムを個人の状態に合わせて提案しています。既に糖尿病などの疾患に罹られている方も、しっかりと管理しながら行いますので安心です。いつでも気軽にご相談下さい。

サルコペニア肥満の改善例

低糖質ダイエット、RIZAPプログラム 2カ月施行
T.K.さん 54歳 男性

ビフォーアフター
サルコペニア肥満の改善例

加齢とともに進行するサルコペニア

定年過ぎてからのサルコペニア→骨粗しょう症、認知症

サルコペニア

基礎疾患の無い方でも、加齢とともにサルコペニアは進行します。腰や膝を支えている筋力が低下しますと腰椎ヘルニアや変形性膝関節症に罹り易くなります。一度これらの疾患に罹りますと、運動が困難となり負のスパイラルに陥ります。更に日常生活が困難となり、ロコモティブシンドロームや寝たきり状態になる恐れがあります。また、骨の丈夫さは筋肉の量に比例しますので、筋力が低下することにより骨が弱くなってきます。このように骨粗しょう症はサルコペニアにより、女性だけでなく男性にも発症します。最近ではサルコペニアになると意欲が低下し、外出しなくなるため認知症になるリスクが高くなることが報告されています。筋肉の刺激が脳の活性に影響することが動物実験で明らかにされており、認知症の予防効果が推測されています。

以上のことから高齢者の方には、足腰を中心とした筋肉トレーニングとタンパク質補給、そしてカルシウムの吸収を促進し骨を丈夫にする効果と筋肉細胞を増やす効果の両方を有するビタミンDの摂取を勧めております。高血圧や糖尿病のある方でもきちんと医学的に管理しますので安心です。食事だけでは摂りづらいタンパク質やビタミンD、カルシウムのサプリメントも紹介しておりますので、いつでも気軽にご相談下さい。

  • Clinic Blog
  • Contact Form
  • みなと芝クリニック 女性サポート外来