多汗症、腋臭、歯ぎしり、眼瞼下垂でお困りの方

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多汗症、腋臭、歯ぎしり、眼瞼下垂でお困りの方へ

ボツリヌストキシンによる皮膚科治療を開始しました
（すべて自由診療です）

外来担当医師　川本　徹　名誉院長

ボツリヌストキシンは末梢神経の末端に作用して、アセチルコリンの分泌をブロックして、筋肉の収縮と汗腺の機能を抑制します。その結果、筋力や汗の量が低下しますので、咬筋の過剰収縮により起こる歯ぎしりや汗腺からの分泌が亢進している多汗症の治療に応用されています。当院で使用するボツリヌストキシンは、韓国Medytox社が米国大手Allergan社と業務提携して作製したボツリヌス菌と同じ株由来のボツリヌストキシンA型製剤です。その特徴は、製造過程で動物性由来物質、人血清アルブミンを完全に排除した世界初の液体製剤であること、従ってトキシンの希釈過程を無くし、施術準備過程での細菌付着の危険性を最小化したことがあげられます。現在、米国で第三相試験が終了し、FDAの認可がじきに下りることが確実となり、安全性の面でも担保されることになりました。作用機序としては、汗腺や筋肉のアセチルコリン受容体をブロックすることにより、汗の出を抑えたり、筋の緊張を弱めたりすることで効果を発揮します。眼瞼下垂は眼輪筋の緊張を弱めることにより、まぶたが開くようにします。

ボツリヌストキシンの効果は人によってですが、おおよそ半年ほど持続します。再治療は何度でも可能です。特に回数が増えることによる副作用はありませんが、頻回に行うと効果が薄れてしまうことがあります。医師と相談し、治療スケジュールを立てましょう。
詳細は来院された際のカウンセリングにてお話しさせていただきます。

ボツリヌストキシン注射の効果が期待できる症状と治療法

多汗症

汗が滝のように流れる、下着や洋服が汗でびっしょり濡れてしまうほど、手や足、脇の下、顔などに、多量の汗をかく症状です。
（甲状腺機能亢進症などの疾患による多汗症は、ボツリヌストキシン注射治療の対象外です）

腋臭

アポクリン汗腺から分泌される汗が原因の強い臭い。人種、体質などによって個人差があります。
⇒ 汗腺から分泌される汗を抑制する作用があるボツリヌストキシンをワキに直接注射することで、神経伝達物質アセチルコリンを抑制、発汗を抑えます。
⇒ 1回あたりのボツリヌストキシンの量はごく少量のため、広がる範囲も0.5～1cm程度、脇の下を網羅するためには、個人差はありますが、10～20箇所、注射を打つ必要があります。
⇒ 即効性がありますから、注射後すぐ、遅くても3～4日で効果が見込めます。ただし、あくまでも対症療法ですから、また症状が現れた場合は、治療の必要があります。

歯ぎしり

「ブラキシズム（口腔内悪習慣）」と呼ばれるとおり、いわゆる癖が日常化したものです。特に、就寝中に歯ぎしりをすることで、歯がすり減ったり、睡眠が浅くなってしまったりするケースもあります。

⇒ 歯ぎしりは、多くの場合は、咀嚼筋（そしゃくきん）の異常収縮によるものです。またそれが持続することにより、あごの咬筋が発達して、エラが目立つこともあります。

⇒ 咬筋にボツリヌストキシン注射をすることにより、咬筋の働きを緩めることで、歯ぎしりを解消します。同時に、小顔効果やエラ張りの改善も見込めます。

眼瞼下垂

顔輪筋の緊張が強くなることで、目を開ける筋肉より閉じる筋肉のほうが優位になって、まぶたが垂れ下がった状態。それにより、視界が遮られることもあります。顔面神経麻痺や脳梗塞の後遺症の場合もあります。
⇒ 顔輪筋の緊張が強くなってくると、目を開けようとする筋肉より閉じようとする筋肉の方が優位になり、眼瞼下垂の症状になります。
⇒ 目の周りにボツリヌストキシン注射を打つことで、目を開けようとする筋肉と閉じようとする筋肉のバランスをとります。
＊ただし、ある程度の年齢の皮膚のたるみによる眼瞼下垂の場合は、顔輪筋を麻痺させることで、たるみが増やしてしまうことになるので、ボツリヌストキシン注射は不向きです。

ボツリヌストキシン注射皮膚科治療　費用

多汗症（額）	7,500円
腋臭（片側）	20,000円
歯ぎしり（片側）	10,000円
眼瞼下垂（片側）	5,000円

＊料金はすべて＜税抜き＞です。
＊カード、電子マネーでお支払いの場合別途手数料3%がかかります。

リスク・副作用

内出血：1週間位出る場合があります。

ボツリヌストキシン注射Q＆A

Q ボツリヌストキシンとはどんな物質なのですか？
A
「ボツリヌストキシン」は末梢神経の末端に作用して、アセチルコリン（神経伝達物質の一種）の分泌をブロックして、筋肉の収縮と汗腺の機能を抑制します。その結果、筋力や汗の量が低下しますので、咬筋（こうきん／咀嚼筋のひとつ）の過剰収縮により起こる歯ぎしりや汗腺からの分泌が亢進している多汗症の治療などに応用されています。

Q ボツリヌストキシン注射の安全性は確認できているのですか？
A
当クリニックで使用するボツリヌストキシンは、韓国Medytox社が米国大手Allergan社と業務提携して同じボツリヌス菌株由来のボツリヌストキシンA型製剤を作製しました。その特徴は、製造過程で動物性由来物質、人血清アルブミンを完全に排除した世界初の液体製剤であることです。従ってトキシンの希釈過程をなくし、施術準備過程での細菌付着の危険性を最小化したことがあげられます。現在、米国で第三相試験が終了し、安全性の面でも担保されることになりました。
適切な量の投与による人体に対する副作用はありませんので、どうぞご安心ください。

Q ボツリヌストキシン注射は痛くないですか？
A
ものすごく細い注射針なので、想像しているよりは痛みは少ないと思います。基本は、痛みを抑えるために、その場所を冷却してすぐ注射を打ちます。それでも痛いという方には、麻酔用のクリームを塗ることもできます。

Q ボツリヌストキシン注射の効果は、どのくらい持続しますか？
A
個人差はありますが、だいたい3～6カ月くらい持続します。効果が衰えてくると、また神経伝達物質が働くようになりますから、筋肉が収縮、元の状態に戻ってしまいます。再治療は何度でも可能です。回数が増えることによる副作用はありませんが、頻回に行うことで効果が薄れてしまうこともありますから、医師と相談のうえ、治療スケジュールを立てることが大切です。

Q ボツリヌストキシン注射は、どんなシワにも効果があるのでしょうか？
A
加齢によって起きる皮膚のたるみによるほうれい線や首のシワを解消するためには、糸によるつり上げやヒアルロン酸注射が適しています。また、当クリニックは、美容整形を専門に行っている施設とは異なりますので、施術範囲が限られており、全てのご希望に添えない場合がありますことをご了承ください。

Q 思うような効果がなかった場合は、追加で注射を打つことができますか？　その場合の料金はどうなるのでしょうか？
A
個人差はありますが、すぐに効果のある方と効果が現れるまでに時間がかかる方がいらっしゃいます。1週間から10日経っても、満足いただけないような場合は、追加で注射をすることも可能です。その場合は、追加料金はいただきませんので、ご安心ください。
また、料金、内容など、ご納得いただけるまでご説明してから、治療に入ります。疑問や不安に思われることは、遠慮なく、ご相談ください。